サイドカーで注目されるブランド

ウラルはロシアのオートバイブランドです。
オートバイのほかにはサイドカーのブランドとしても世界的に知られています。

ウラルはBMW-R71という第二次世界大戦時にドイツ軍が使用していたコピーバイクがルーツといわれています。
ウラルでラインナップしている車種でもベースの部分は、脈々と引き継がれています。

またBMW-R75という後継車種のデザインを反映したモデルも見られます。
水平対向2気筒エンジンを搭載しているのは、こちらのモデルの影響です。

サイドカーブランドとして世界的に有名

ウラルはこのほかにもサイドカーのメーカーとしても広く知られています。
日本ではまだあまり知名度は高くないかもしれません。
サイドカーシリーズは、世界中で実に320万台を超える販売実績を有しています。
世界で最も多く利用されているサイドカーブランドの一つといっていいです。

なぜここまで広く支持を集めているか、それは価格にあります。
ほかにもサイドカーメーカーがありますが、それらと比較してもリーズナブルな価格のものが中心です。

バイクに関しては、レトロタイプのモデルが中心です。
そしてドイツ軍のバイクをモチーフにしていることから、ミリタリー志向も強めです。

ですから最新鋭のテクノロジーなどはあまり搭載されない傾向が見られます。
また近年のトレンドである、スピードやエンジンパワー重視とは一線を画すところも独特の存在感を放っています。

気軽に楽しめるCT

サイドカーといわれると、少しハードルが高い印象を抱く人もいるでしょう。
そのような人におすすめなのが、CTです。
CTとはCityを略して名付けられました。
街中でも気軽にサイドカーを楽しめるという意味合いで、この名がついたといわれています。

サイドの固定個所はフックにゴムをかけるだけで済みます。
ですから乗車の下準備に手間取る心配もありません。
またトノーカバーは一種の風よけ効果も期待できます。
ですから冬場の空気が冷たい時期でも、それほど体に厳しくありません。

GEAR UPがフラッグシップモデル

ウラルのサイドカーの中でもフラッグシップモデルといわれているのが、GEAR UPです。
搭載されているエンジンはOHVでレトロな感じがします。
しかし一方でECM・アンド・インジェクションを燃料供給に、ディスクブレーキを3輪すべてに採用するなど現代の路面状況にもフィットするように工夫が加えられています。

GEAR UPの特徴として見逃せないのは、フレームの剛性です。
悪路でもしっかりそうはできるだけの能力を持ち合わせています。
レジャーでオフロードのツーリングを楽しみたいと思っている人は要チェックの車種です。

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