AJSの特徴とは?

AJSは、「AJ SAtevens&Co」という名称のバイクメーカーで、イギリスを本拠とする企業です。
レース用のバイクで世界中に名を知らしめたブランドで、戦前にはマン島TTレースなどで輝かしい戦績を残していて、多数の名車を生み出しています。
こうした背景がありますので、エンジン性能の高いハードなバイクを作ることで有名です。

AJSは、高いエンジン開発力を持っていたという特徴があります。
1940年代にはスーパーチャージャーを搭載したエンジンをレースに投入するなど、当時の最新技術を操って高品質のバイクを開発していました。
また独特の冷却システムを考案して、ボディーの構造を効率化するなど、積極的に様々な新しいアイディアを使ってマシン開発をしてきました。

AJSの歴史について

AJSは1909年に初代となるマシンを製造し、営業をスタートさせました。
その後、高い性能を持つマシンを使って様々なレースに参戦して、表彰台の上位の常連となります。
しかし、第一次世界大戦が始まると軍需用のバイク以外の製造ができなくなったため、軍用バイクメーカーとして営業を続け、一般用マシンは作らなくなります。

戦争が終わると、再びレース用バイクを開発し始めてマン島ジュニアTTレースなどに参戦します。
やはり、その技術力の高さはトップレベルであることが証明され、優勝を重ねることになります。

1930年代になると世界的な経済不況などもあって、AJSという企業は破産しマチレス社に引き継がれることになります。
その後も経営上の問題から様々な変遷をたどることになりますが、レースにAJSブランドで参戦を続けてその力を見せつけていました。

しかし、日本のバイクメーカーの勢いが増してきて、イギリスのバイクメーカーは苦戦を強いられます。
1960年代にはAJSもほぼ終焉を迎えることになります。
しかし1974年にフラフ・ブラウンがすべての権利を買収し、生産を継続することになります。
現在でも、250ccクラス以下に限定されますが、いくつかのモデルでAJSのブランドを冠してオフロードバイクの生産がなされています。

AJSの人気車種は?

日本でも一定数のAJSファンがいて、Cadwell125などは人気があります。
オフロードの要素を多少入れつつもタウンユースで優れた性能を発揮する、バランスの良いモデルです。

なによりも、イギリスらしい優雅で古き良き時代を感じさせるクラシックなデザインが人気の理由です。
「Tenpest Scrambler 125」はさらにこのモデルをオフロード化したもので、長いストロークのフロントフォークとブロックパターンのタイヤが特徴的です。

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