ロイヤルアロイの特徴

クラシカルなデザインのバイクで人気のロイヤルアロイは、イギリスで誕生したバイクメーカーです。
1960年代から1970年代のスクーターを彷彿させるような、クラシカルスクーターを主力戦力としています。
リアルクラシックを企業理念としているロイヤルアロイが作るバイクは、以前では多くのスクーターが採用していたスチール製ボディという特徴があります。
近年ではスチール製のフルボディで作られているスクーターはほとんどなく、スクーター市場では唯一無二の存在と言っても過言ではないでしょう。

ロイヤルアロイが作るバイクは、どれも流れるような美しい流線形のフェンダーをしており、どこかレトロな雰囲気を漂わせる車種がずらりとラインナップされています。
バイクの設計やデザインを行う際には、往年の名車と呼ばれるバイクを3Dスキャンしたデータを参考にしながらデザインを行うのが、ロイヤルアロイ流です。
だからこそ、クラシカルな雰囲気を持ちながらも次世代っぽい表情も感じさせてくれるバイクに仕上がっているのかもしれません。

ロイヤルアロイの歴史

ロイヤルアロイは、クラシカルバイクの聖地として知られるイギリスで誕生したメーカーです。
イギリスが生んだ世界のミュージシャンとして名高い、ビートルズと同じリバプールを拠点としています。
このエリアは以前からスクーター文化が根付いており、ロイヤルアロイもそうした文化の中で自然に生まれるべくして誕生したバイクメーカーなのかもしれません。

ロイヤルアロイが創立したきっかけは、本物のクラシックバイクを作りたいという気持ちからでした。
若者文化に溶け込みながらも、機能的そしてデザイン面で妥協をすることなく、長い歴史の中で愛され続けるスクーターづくりを目指したのです。

ロイヤルアロイにはどんな人気車種がある?

ロイヤルアロイでは現在、クラシカルなTGシリーズとスポーティなGPシリーズが人気車種となっています。
クラシカルなTGシリーズは、水冷エンジンを搭載したTG125 Sモデルと、空冷エンジンを搭載したTG125モデルとがラインナップされています。
これは1960年代のランブレッタシリーズをリバイバルさせたモデルで、フロントフェンダーのフレアラインが美しいと定評があります。
ダブルシートスタイルとなっており、タンデム走行にもおすすめです。

クラシックなシルエットを維持しながらも、スポーティな軽快さを取り入れたのがGP125 シリーズです。
こちらも水冷エンジンタイプト空冷エンジンタイプから選ぶことができますが、見た目のデザイン性は同じです。
GP125 シリーズは、TGシリーズのスポーツカスタムと考えると分かりやすいかもしれません。

GP125シリーズの魅力は、サイドカバー部分の美しい形状と言えるでしょう。
矢羽根を彷彿させるプレスラインは完成度の高い見事な芸術で、アルミニウムを使ったデザインやヘッドライトセットなどが大きな特徴となっています。

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