イタルジェットの特徴

イタリアのバイクブランドイタルジェットは、小型のオフロードバイクをはじめ、スクーターなど小排気量のバイク生産をメインに行っているメーカーです。
オートバイの他にはATV(全地形対応車)も手掛けており、イタリアらしいオシャレなデザインと設計で多くのファンを持っています。

イタルジェットの歴史

イタルジェットは、1959年に創立されました。
デザイナーかつ設計者でもあったレオポルド・タルタリーニが始めたバイクメーカーで、イタリアのボローニャを拠点としていました。
創業当時はバイクとATV車の製造販売で多くのファンがいたものの、少しずつ経営に行き詰ってしまい、2003年には倒産する事態となってしまいました。

その後、イタルジェット創業者のタルタリーニ氏からバイク製造のスキルや知識を学んだ弟子のマッシニモ・タルタリーニが2005年に再建を始め、現在に至っています。
現在のイタルジェットはそのデザイン性が高く評価されており、グッゲンハイム美術館やニューヨーク近代美術館でイタルジェットのバイクを展示しているほどです。

イタルジェットの人気車種

イタルジェットの中でも高い人気を持つのは、なんといってもDRAGSTERでしょう。
この車種はイタルジェットの中では主力のフラッグシップ車種的な位置づけとなっており、世界中にたくさんのファンを抱える人気バイクです。
DRAGSTERのまるで子供のおもちゃのような遊び心満点のデザイン性は、イタルジェットならではの魅力を最大限に演出しています。
ボディはアルミプレートを備えたクロムリブデザインとなっており、セクションごとに異なるチューブを持つトレリスフレームが装備されています。
この点がおしゃれ感を高めていると言えるでしょう。

DRAGSERは、排気量125~250ccまでラインナップされているの小型スクーターです。
しかしエンジンは高性能で、4バルブダブルオーバーヘッドカムシャフトの水冷式エンジンを搭載し、電子噴射機能を持つことで高いパフォーマンス性が期待できます。
また、独自に開発したインディペンデントステアリングシステムは、ステアリングのアクションとサスペンションのアクションを完全に分離させることによって、劣悪な路面でも快適な走りを実現しています。
小型のスクーターなのに攻撃的な雰囲気を持つ卓越したデザイン、そして美しい芸術的な完成度はDRAGSTERが持つ大きな魅力です。

その他にも、水冷2サイクルのエンジンを積んだスポーツスクーターとして人気のFormulaもおすすめです。
日本市場ではトライクファクトリーからモンツァというネーミングでラインナップされている車種で、50ccに加えて125cc、そして150ccの3モデルがあります。

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