スロベニアにあるメーカー

トモスはスロベニアのメーカーになります。
本社はコペルというところにあります。
トモスはオートバイに特化したメーカーではなく、ほかにも多様な乗り物の製造を手掛けている企業です。
自動車や船外機、ボートなども作っています。

ちなみにトモスとは、「TOvama MOtomih koles Sezana」の頭文字をとって名付けられました。
これはスロベニアのカルスト地方にあるセジャーナという町にあるオートバイメーカーという意味です。

第二次世界大戦後に設立

トモスは第二次世界大戦後の1954年に設立されました。
当初はプフ社というところからライセンスを受けて、モペッド製造を主力にしていました。

1966年にはエイペというオランダの町に工場を建設して、こちらで製造しています。
現在ではモペッドメーカーとしてはオランダ国内では唯一の地位を確立しました。

ちなみに日本ではホノラリーというところが輸入総代理店になっています。
このためトモスのモペッドを国内で購入することは可能です。

工場がオランダにあって、車体にも「Made in Holland」と書かれていることもあってオランダのメーカーと認識されがちです。
しかし冒頭に紹介したように厳密にいうとトモスはスロベニアの企業になります。

トモスのベーシックモデル

トモスとはどのようなオートバイを手掛けているのか知りたければ、まずはクラシックシリーズをチェックしてみるといいでしょう。
トモスの中でもクラシック1と2がベーシックモデルという位置づけだからです。

クラシックはスレンダーなフォルムが特徴的です。
そしてデザイン性にもこだわりが見られます。
クロームメッキとボディカラーのツートーンになっていて、そのコントラストがあでやかです。

エンジンの始動は後ろにキックするだけなので、初心者でもすぐにマスターできます。
重量も48㎏ということで、非力な女性でも扱いやすいバイクに仕上がっています。

ツーリングならアルピノ

ツーリングを楽しめるようなバイクが欲しいと思っているなら、アルピノはいかがでしょうか?
トモスでは史上初のオフロードテイストのモペットだからです。
オフロードでもしっかり走破してくれそうな存在感があります。

タイヤは太めのものが装着されているので、どっしりとした安定感があります。
またオイルタンクは別体になっていて、長距離の連続走行も可能です。

全体的な印象はワイルドです。
しかしブラックタンクと4色のボディカラーバリエーションでツートーンのおしゃれな仕上がりにできます。
女性が乗っていても違和感なく、キュートな仕上がりにもできます。
重量も55㎏程度なので、女性の方でもハンドルの取り回しなどで苦戦することはまずないでしょう。

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