SWMにはどんな特徴がある?

SWMは、イタリアのミラノを拠点とするバイクメーカーとして人気があります。
メーカー名のSWMは、Piero SironiとFausto Verganiという2人の創業者の頭文字をとったものと、企業の拠点であるVimercate Milanoの頭文字を合わせて作ったものです。

SWMは、多種多様なタイプのバイクを製造販売しています。
主な戦力バイクモデルとしては、スーパーモタードやエンデューロ、そしてネイキッドやデュアルパーパスなどがあります。

SWMの歴史

SWMは、1971年に創業しました。
創立のきっかけは、イタリアで開催されるエンデューロレースで勝利できるようなバイクを製造したいという夢でした。
当時は海外メーカーが作るバイクに圧倒的なメリットがあり、イタリアのバイクメーカーがこうしたレースで勝利を収めることは難しかったという背景があったのです。

創立後のSWMは、2ストロークのバイクモデルから設計や製造開発をスタートしたのです。
その際に注意したことは、バイクとしての機能や特性はもちろん大切だけれど、見た目の美しさにも妥協しないというデザイン性でした。
この高いデザイン性は他メーカーからも定評があり、現在でもデザインでバイクを選ぶならSWMが一押しというファンが大勢います。

その後SWMは右肩上がりの実績と知名度を持ち、エンデューロレースで勝利できるバイクを製造するメーカーとしての位置を獲得しました。
レースに強いバイクという点では、エンデューロレースだけでなく、トライアルやモトクロスなどのレースでも大きな活躍を見せたのです。
現在のSWMはイタリアにおけるバイク業界で大きな成功を収めたモアッチ氏と提携したり、中国のバイク市場で大きなシェアを持つShinerayグループと提携するなど、新たな挑戦やバイクモデルの開発製造に積極的に取り組んでいます。

SWMの人気車種

SWMからラインナップされているバイクはどれもオシャレで存在感たっぷりの車種が多いのですが、その中でも特に高い人気を持つのは、オフロードを前提としながらもストリート走行にも適したヴァレーゼ125です。
排気量は125ccの小型バイクで、全体的に細いシルエットと洗練されたデザイン性が魅力のバイクです。
ストリート系ネイキッドに分類される車種で、スクーターをメインとしているSWMにとっては原付二輪のバイクというタイプが大きな特徴です。

ヴェレーゼ125は、世界各国で販売されています。
その国の基準に合わせてカスタムされており、例えばイタリア国内仕様ではユーロの規格に合ったABSが搭載されているほか、LEDのヘッドライトや液晶メーターなども標準装備されています。
ヴァレーゼを改良して製造されたアウトロー125やエースオブスペード125も、SWMのおすすめ車種です。

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