ヤマハMT-09はコンパクトなエンジンとフレームが特徴

ヤマハMT-09はヤマハのバイクの分類ですと751~1000ccの車種に入ります。
845ccの3気筒エンジンのバイクなのでわりとコンパクトなエンジンで車体もそれほど大きくありません。
そしてエンジン同様にフレームもコンパクトであるという事がこのバイクの特徴です。

まずは3気筒エンジンについてご紹介しますと3気筒エンジンは2気筒よりは効率の良いエンジンで4気筒よりはコンパクトになっています。
MT-09のエンジンは不等間隔爆発というクロスプレーンコンセプトを採用してありますので性能が良くどのような道でも対応可能です。
そのために845ccでもハイパワーなバイクと言えます。

エンジンが上記のようにコンパクトであるためにフレームもコンパクトかつ軽量な設計のものになりました。
CFダイキャスト製法のために丈夫に作られているフレームなのでライディングの際もふらふらしないような安定感のある走りができるのです。
こういったことはMT-09ならではの大きな特徴といえるでしょう。

人気の理由について考えてみる

人気の理由はエンジンパワーをコントロールできることでしょうか。
実はMT-09はAモードとBモードというエンジンモードがあるので好みに応じて選択できるのです。
このような利便性はMT-09ならではのことなので大きなメリットといえるでしょう。
たとえばスポーツ走行を楽しみたいと思ったらAモードを選択できますし天気の良くない日などは速く走ると危険なのでゆったり走れるBモードにするということができます。

またこのような高性能であるにも関わらず価格がそれほど高くないということも人気の理由の一つでしょう。
バイクの中には高性能のために手が出ないほどの価格であるものもありますがヤマハMT-09は良心的な価格なので若い人でも買いやすいかもしれません。

歴史も探ってみる

ヤマハMT-09は2013年にエンジンのみが発売され報道向けに公開されましたがそののちにミラノショーや東京モーターショーで車全体のお披露目になり欧州にむけては日本よりも先に発売になったのです。
因みに日本では2014年に販売されそれと同時にAPS使用のMT-9Aも発売されたのです。
北アメリカではFZ-09という車名で2015年から発売になりました。

MT-09が作られた頃は排ガス規制が始まっていたのでエンジンはよりコンパクトになりました。
というのも大型エンジンのバイクが作れなかった時代背景がそこにあったのです。

スペックにも注目

スペックにも注目してみます。
845ccの3気筒エンジンで車両重量は188kgで110PSのエンジンです。
エンジンは分かりやすいやり方で操作できますし座る位置はどちらかというと高めでハンドルは低いところにありますので自然な姿勢で運転できるでしょう。
興味のある方はバイク店で実際に見てみてください。

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