レースでも使われる高性能なエンジン

ヤマハのシグナスは、125ccクラスでは特に人気の高いスクーターです。
人気の秘密は、ハイポテンシャルなエンジン性能。
原付二種のレースでカスタムエンジンのベースに採用されることも多く、俊敏な走行性能が高評価を得ています。

2004年の初代から、時代に合わせてグレードアップが行われてきました。
2代目はFI(Fuel Injection)が採用されて2008年に登場、3代目は、LEDランプなど装備を充実させて2011年に登場。

そして現行モデルである4代目は、2015年に発売されたシグナス-X XC125SR、2018年時点のメーカー小売価格は、28万5000円(税抜価格)です。
シグナス-X XC125SRは優れたエンジン性能によるスポーティーな走りが魅力で、ダイナミックな外観、操作性、性能が特徴となっています。

先代モデルからさらにグレードアップされたエンジンは、空冷の4ストロークSOHCの単気筒エンジン。
ふだんの走行でよく使われる回転域での出力性能を格段に向上させ、発進時の加速も非常になめらかで快適です。
燃費の良さも、さらに向上しています。

車体には新たに開発したフレームやフロントフォーク、リアアーム、スポークホイールなどのパーツを採用し、軽量化が図りました。
車体重量は先代モデルに比べて、4キロ軽い118キログラム。
これによって走行性と加速性の向上に貢献しています。

フロントには245ミリ径のスポーティーなウェーブ状ディスクブレーキ、リアには200ミリ径のディスクブレーキとキャリパーを採用し、スピードの制御能力にも安心感が加えられています。

デザインもさらに凛々しく

デザインも刷新され、新たなリフレクターを採用したヘッドライトが、凛々しさを高めています。
LEDのポジションランプ、LEDに加え光の方向を誘導する導光材を取り入れた流れるようなテールランプもおしゃれです。
青いバックライトが美しい、液晶ディスプレイも採用されており近未来感を強めており、街なかの走りにぴったり。

フロントポケットは500ミリリットルのペットボトルが2本収納できる広さで、シート下のプライベートトランクの容量は29リットルと収納力にも問題ありません。
コンビニ袋が下げられるフックも取り付けられており、買い物など日常使いでの利便性を高めています。

また、出し入れが簡単な折りたたみ式のタンデムステップ、エンジンをかけやすいセンタースタンド、鍵穴へのイタズラなどを防止するキーシャッターも装備されており、かゆいところに手が届く機能性も魅力。
毎日ストレスなく乗りこなすことができる、愛着のわく一台と言えるでしょう。

Close