完成度の高い400ccバイク

ホンダのCB400スーパーフォア(CB400SF)は、400ccロードスポーツモデルのバイクです。
1992年の登場以来、幅広い年代層から支持されているロングセラーとして知られています。

1980年代はレースで使用されるようなスーパースポーツモデルが大人気でした。
しかし1990年に入るとブームが落ち着き、アメリカンタイプやネイキッドタイプといったモデルへと人気が移行していきました。
ホンダもこのような時代の流れを背景に、1992年にプロジェクトBIG-1のコンセプトを受け継ぐモデルとして、CB400スーパーフォアを発表しました。
プロジェクトBIG-1とは、水冷式の直列4気筒エンジンを搭載した高性能のバイクをコンセプトに開発されたバイクです。

1992年の初代に続く1999年のフルモデルチェンジから、今後のCB400スーパーフォアのシンボルとなるHYPER VTEC機能を搭載しました。
HYPER VTEC機能とは、エンジンの回転数に合わせて吸排気バルブの開閉を切り替える機能です。
その後も2002年のマイナーチェンジや、2005年にハーフカウル付きのCB400スーパーボルドールのモデルを追加するなど、数多くの改良が加えられた、非常に完成度の高いマシンとなっています。
このため教習所で使われるバイクとしても有名で、400ccバイクでは最もスタンダードなモデルといえるでしょう。

端正なたたずまいとワイルドさが同居するデザイン

外観デザインは燃料タンクからサイドカバー、リアカウルへつながるなめらかでパワフルなフォームが特徴です。
アナログ式の二眼式のメーターはスッキリと美しく、足回りに至るまで神経が行き届いています。
ホンダのCB400スーパーフォアならではのトラディショナル感と先進性が同居したスタイルは、端正で上品でありながらワイルドさを秘めた魅力があります。

カラーは爽やかなグリントウェーブブルーメタリック、ワイルドなグラファイトブラック、ホンダらしいカラーリングのパールサンビームホワイトの3色。
ABS仕様のモデルや、カウル付きのスーパーボルドールモデルも販売されています。
2018年時点のメーカー希望小売価格はカラーやモデルによって異なりますが、75万5000円~97万円(税抜き)となっています。

プロジェクトBIG-1で開発されたン人を搭載

エンジンは、プロジェクトBIG-1の開発コンセプトである直列4気筒DOHC、水冷を搭載。

HYPER VTEC機能を採用したパワーユニットは、低速から高速まで全域でのパワー溢れるトルクはもちろんのこと、走行時の燃費も抑えているのが特徴です。
あらゆる回転域で伸びのある快適な走行が得られ、街なかのクルージングからツーリングまで、幅広い用途で走る楽しさが味わえるモデルです。

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