ホンダの名車スーパーカブ

ホンダのスーパーカブ110は、発売から60年たっても人気が衰えない、ロングセラーの110ccクラスの小型オートバイです。
主にビジネスや商売に使われており、日常的によく見かける最もポピュラーなバイクといえます。
スーパーカブの初代が登場したのは1958年。
当時は2ストロークのエンジンが主流でしたが、コストパフォーマンスに優れた4ストロークエンジンを搭載した高性能バイクとして、注目を集めました。

乗り降りしやすい設計、クラッチ操作がいらない自動式遠心クラッチの採用、泥跳ねや走行時に受ける風を防ぐ大型のレッグシールドの装備など、小型バイクの常識をくつがえす革新的なデザインが高く評価されて大人気となり、スーパーカブは誰もが知る日常使いのバイクとして国内外で人気を博しています。

2007年からにはPGM-FIという電子制御式の燃料噴射システムを搭載してエコロジーに配慮していますが、基本的なデザインなどは大きく変わることなく、現在まで継承されています。
2017年現在では延べ160か国以上で販売されており、2017年10月に生産台数が1億台に達する快挙を遂げました。

タフで高燃費な最新エンジン

スーパーカブ110の最新モデルは、2017年11月に発表されており、販売時のメーカー小売希望価格は25万5000円(税別)。

レッグシールドとリアフェンダーをつなぐラインを自然な曲線で描くデザインに変わりました。
さらにボディー両サイドに、取り外しできるサイドカバーやLEDの丸形ヘッドライトの採用など、伝統的なスタイルを受け継ぎながらも、時代に合わせたデザインへと進化しています。

エンジンも最新技術を施した4ストローク・単気筒の空冷式を搭載。
新設計のピストンとシリンダーで、エンジンの回転効率を最大限に引き出し、今まで以上にタフで高燃費のモデルとなっています。

このほかにもオイルフィルターは交換式に変更されたほか、ドレンボルトにはスクリーンフィルターを設置。
オイル交換しやすいように、オイルゲージに挿入ガイドも設けられています。
ギアは、ニードルベアリングでシフトドラムを回転させて非常に軽くなめらかに。
2段キャタライザー式のマフラーによって、平成28年排出ガス規制のも対応しています。

配達や集金などビジネスや商売での利用はもちろんのこと、パーソナルバイクとして日常使いにも対応する、キビキビとした走りの小型バイク。
親しみやすいデザインで高燃費のスーパーカブ110はビジネスや通勤、通学に欠かせない相棒としておすすめのモデルです。
また配達業務として使うなら、収容能力が高いスーパーカブ110 プロがおすすめです。
このモデルはスーパーカブに、大きな前カゴとリアキャリアが装備されており、足回りも小径の14インチタイヤを採用して、取り回しやすく手が加えられています。

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