もともとは機械メーカー

バルセロナを本拠地にするバイクメーカーのレオンアートは、もともと機械製造の会社でした。
設立された1985年当初は工業機械や産業機械を開発・製造を主力としていました。
しかし2004年になって、オートバイの製造に乗り出しました。

レオンアートがオートバイの製造に乗り出したのは、今までにないモーターサイクルを開発するためです。
シンプルで取り扱いやすい構造でありながら、魅力的なものを提供するために試行錯誤が試みられました。
レオンアートでは主にクルーザーと呼ばれる車種を生産しています。

オーダーメイド感覚で製造

レオンアートのオートバイの特徴として、それぞれが適応できるバイクづくりを心がけている点は見逃せません。
コンセプトの組み合わせによって、バイクの製造をしているのが特徴的です。
このため、オーダーメイド感覚で自分にマッチするバイクが見つかりやすいわけです。

ユニークなスタイリングで個性的なデザイン性にこだわっています。
一方でアスファルトの上を無理なく走行できる実用性にも気を配ったバイクづくりを標榜しています。

レオンアートはこれまでオートバイ業界にあった常識を必ずしも信じていません。
これまでの常識にとらわれず、自由にユーザーの求めるものを提供し続けています。

スピーディなクルーザー

レオンアートではいろいろな車種をラインナップしていますが、その中でも人気なのがデイトナ125です。
クルーザーに力を入れているメーカーだけあって、原二クラスでありながらかなりの存在感があります。

またエンジンパワーについてもかなりのものです。
もともとスーパースポーツに搭載されていてもおかしくないようなパワーユニットですから無理もありません。

125㏄の排気量といわれると、厚みのあるトルクでゆったりエンジンを回転させて走るイメージがあるでしょう。
しかしデイトナは高回転型にセッティングされています。
ですから一気に高回転域にもっていって、楽しめるスタイルです。

この辺はお国柄も関係しているかもしれません。
スペインが本拠で、バイク人口も多いです。
そこで「少しでも早く走りたい」という国民性から、クルーザーモデルでもスピード重視しているのでしょう。

ラグジュアリーなパイルダー

パイルダーもレオンアートを代表するモデルの中の一つです。
細部までこだわりの見られるのが特徴です。

特にエンジンは聞きごたえありです。
最高15PSの出力があり、6速ミッションとの組み合わせはリズミカルにエンジンの吹いていくのを実感できます。
オリジナルのデザインは見た目はシンプルですが、どこかラグジュアリーな印象も持ち合わせています。
ほかのメーカーには見られない、独特の表情が見られます。

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