野生の獣のように精悍なZ1000

Z1000はカワサキのスポーツタイプのバイク、Zシリーズを代表する車種です。
獲物を狙う豹のように凄みのあるフォルムをスタイリングコンセプトとしており、フロント部を最大限まで低い位置に下げ、高く盛り上がったガソリンタンクが、背を丸めて獲物を威嚇する姿を彷彿とさせます。

特徴的なのが、ヘッドライトです。
低い位置からにらみつけるようなライトは、内側に二眼のロービーム、外側に二眼のハイビームが取り付けられており、ハイビームにすると、4つのライトがすべて点灯し、非常にアグレッシブなイメージです。
更にライトの上に武者の眉のように深く刻まれたラインが、インパクトを強めています。
カワサキはこの独特のデザインを「Sugomi(凄み)」スタイリングと名付け、Z1000をスーパーネイキッドのフラッグシップモデルと位置づけています。

強烈な加速と柄がゾーストサウンドが魅力

Sugomiのコンセプトは、デザインだけでなく性能にも現れています。1,043ccの水冷4気筒エンジンを搭載。
凄みのある吹け上がり、強烈な加速、血がわき踊るようなエキゾーストノート、ストリートタイプならではの強烈なパワーを実現しています。
スロットルを開けると一気に加速するハイレスポンスが、バイク乗りの魂に火を付け、バイクを操る楽しさを感じさせてくれます。

サスペンションにはSFF-BPを採用しました。
優れた路面追従性はもちろんのこと、ハンドル操作がキレッキレッに鋭いのも特徴です。

思いのままに反応してくれる操作性を追求しており、猛烈な加速感、シャープなコーナリングにこだわっています。
スピードや馬力を求めるスーパースポーツモデルとは異なり、ストリートでの走りの高揚感を追求し、バツグンの操作性、ショッキングなほどの加速感、耳に心地よく迫力満点のエンジン音など、感性に強く訴えかけてくる、独自のポジションを確立しています。

2017年モデルでは、Z1000のSugomi(凄み)のスタイリングとパフャマンスは受け継ぎながらも、さらにエンジンと前後のサスペンションをマイナーチェンジ、今まで以上に洗練された走りを実現させています。
さらに、レースでもつようする最新のブレーキとサスペンションを導入した、R EDITIONも発表されました。

まさにカワサキZシリーズでは、最高ランクの走りが体験できる一台です。
もともとは海外輸出用でしたが、2017年から国内での販売を開始しました。
国内販売モデルのカラーは、エメラルドブレイズドグリーン×フラットエボニー。
2018年現在のメーカー希望小売価格は、106万5000円(税抜価格)となっています。

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