国内の各バイクメーカーが凌ぎを削り合っている現代では、それぞれのメーカーが起死回生の破壊力を持つ新型バイクを開発、発売したり、構想を練ったりしています。
ホンダも例外ではありませんが、2014年度においてホンダはPCXとPCX150をフルモデルチェンジして発売しました。
ここでは、ホンダがフルモデルチェンジして世に送り出したこの車種について記述していきたいと思います。

エンジン性能について

「ホンダと言えばエンジン」と言われるほど、ホンダが造るエンジンは精度が高いということで世界的にも評価が高くなっています。
今回フルモデルチェンジした二車種には、もともと低燃費で出力特性にも定評のあった水冷4ストロークエンジンの細部の見直しが図られています。

また、アクセルレスポンスが非常に良くなっており、スロットルの動きにタイヤが直結しているかのような体験をすることができるでしょう。
これもエンジンに絶対の自信を持つホンダならではの技術の表れではないでしょうか。

しっかりと低速トルクを生み出すエンジンは街乗りには最適ですし、かといって高速走行が苦手というわけでもありません。
さまざまなシーンに対応できるハイレベルなエンジンが搭載されています。

また、そこまで性能の良いエンジンなのに低燃費というのも魅力的です。

走行性能

フルモデルチェンジ後のこのバイクにはバックレストが廃止されており、シートが一体化となっています。
しかし、その分より自由なライディングポジションをとることができ、長身のライダーには大きなメリットを感じることができるのではないでしょうか。

バイクの運転においてライディングポジションは非常に重要ですから、そうした意味でもバックレストの廃止はメリットが大きいと言えます。
また、足回りは従来と同様のセッティングが施されており、ホンダ独自のコンビブレーキシステムも健在です。

高い制動力を誇り、ハイスピードからも安全に制動させることができますから、安全面も高い評価ができるのではないでしょうか。
また、実用性にも考慮しており、シートの下には25リットル相当のユーティリティスペースを確保しています。
これにより、買い物した荷物などを収納することが可能となります。

燃料タンクは従来モデルより約2.1リットル増加しており、更に長距離を移動することが可能となりました。

このように、様々な点で変更が見られたPCXは、どちらの排気量のマシンを選んでも遜色ない運動性能を誇っています。
街乗りも快適に行えますし、ちょっとした高速走行、ロングドライブも不可能ではありません。

実用性も運動性能も高い、正にホンダの車造りの技術を凝縮したオートバイと言えるのではないでしょうか。

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