ベスパは、イタリアでは名の知れたバイクメーカーであるピアッジオが製造販売しているスクーターバイクで、日本でも若年層を中心に人気を博しました。
このベスパという言葉の意味ですが、イタリア語でスズメバチを意味しています。
ここでは、日本でも人気となったスクーターバイクべスパの概要や情報、魅力などについて記述していきたいと思います。

概要や特徴

ベスパが日本に初めてその姿を現したのは1946年のことです。
割と最近のバイクだと思っている方が多いですが、実際にはそこそこ歴史の古いスクーターバイクです。
スチールモノコックのボディや駆動部まで一体化されたフォルムを有するスイングユニットエンジンは当時の日本では珍しく、画期的で斬新と評価されました。

前輪が片持ちサスペンションとなっているのが特徴でもあり、この構造によってタイヤ交換が容易になるというメリットがあります。
また、この片持ちサスペンションやモノコック構造は航空機技術に由来しており、同メーカーが積極的にバイク製造技術に取り入れ実用化したものとなります。

戦後の大衆に普及するよう意図された大衆車であり、日本だけでなく東南アジアの様々な国でライセンス生産されたバイクでもあります。

ベスパの魅力

ベスパの魅力ですが、一番大きいのは特徴的で独創的な外観デザインではないでしょうか。
シンプルながらもどこか愛嬌のあるその姿は、女性からも多大な支持を得ました。
また、従来にはない独特のデザインが話題を呼び、ドラマや映画などで使用されたことも多く、それによって知名度も上がることになりました。

前輪の片持ちサスペンション構造により、タイヤ交換が楽というのもメリットであり魅力なのではないでしょうか。
ガソリンスタンドやバイクショップで毎回交換しているという方にとっては恩恵はないかもしれませんが、セルフ交換しているオーナーからすると魅力を感じる部分だと思います。

イタリア製というだけでブランド的な価値があるように思え、オシャレな気分になれるというメリットもあります。
実際、このバイクをオシャレ感覚で乗っていた女性も多いようで、イタリアブランドの力の大きさを感じます。

軽量コンパクトなボディなので女性でも扱い易く、小柄な方にも向いているというのもメリットであり魅力であると言えるでしょう。
転倒したときも容易に起こすことができます。

現在販売されているべスパは、古くからの流れをそのまま継承しながらも、より洗練されたバイクへと変身しています。
見た目も以前と変わらずシンプルなものの、それが返ってスタイリッシュなイメージを作り上げています。
スクーターバイクに興味のある方は一度検討してみてはどうでしょう。

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