外装に拘りがある

ヒョースンは、1978年に生まれたバイクメーカーです。
アルファベットではHyosungと綴ります。
韓国のメーカーですが、世界市場への進出に意欲的で、日本の他、アメリカやカナダ、オーストラリアや北ヨーロッパの各国などへも製品の輸出を行っています。
2007年の6月以降は、所属するグループが変わったのに合わせて、社名が『ヒョースンモーター』から『S&Tモータース』へと変更されましたが、海外輸出用のメーカー名としては、変わらずヒョースンという名称が利用されているのです。

このメーカーの特徴としてはまず、外観に優れているバイクを多く製造していることが挙げられるでしょう。
排気量のわりには車格が大きいバイクが多いため、このメーカーのバイクを見かけた人は、「迫力を感じた」とか「もっと排気量が大きいバイクかと思った」と驚きまじりの感想を漏らす場合が多いです。
また、車格以外のスタイリングにもこだわったバイクが多いため、何もカスタマイズを施していない段階でも格好良い、ということに魅力を感じる人も少なくありません。

また、製品のラインナップが幅広いことも、このメーカーの特徴として挙げられるでしょう。
ヒョースンで製造されているバイクは、125ccクラスの製品や250ccクラスの製品のラインナップが特に豊富ですが、650ccクラスの製品の製造も行っています。
今後は1000ccクラスなどのさらに排気量が大きいタイプのバイクの製造にも挑戦していこうとしています。

それから、ヒョースンの特徴としては、世界の国々のバイクの技術や特徴をほど良く取り入れ、韓国流と世界の各国流のハイブリッドのようなバイクを製造している点も挙げられるでしょう。
日本の大手バイクメーカーと技術提携を行っていた時期があることから、日本流のバイク製造ノウハウを把握しているので、日本流とのハイブリッドのようなバイクの製造も行われています。

日本には代理店もある

ちなみに、海外メーカーということで、「購入したバイクが故障した場合の修理や整備が難しくなってしまうのでは?」という不安を抱く人もいらっしゃるでしょうが、実際には、そのような心配はありません。

なぜなら、大手のバイク販売チェーン店が日本国内におけるヒョースンの正規代理店となっており、パーツなども潤沢に入手できる状態になっているため、国内メーカーのバイクを修理・整備する場合と同じように修理をしてもらったり整備を受けたりすることが可能だからです。

今まで海外メーカーというだけで敬遠していた方は、認識を改め、冷静な目でヒョースンについて詳しく知ろうとしてみるといいのではないでしょうか。

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