ニコットの特徴
ニコット(NICOT)は、中国を拠点としてバイクの製造販売を行うメーカーです。
ニコットが本社機能を持つ重慶は、中国最大のバイク生産拠点として知られており、多くのバイクメーカーが生産工場を重慶に構えています。
お互いに切磋琢磨しながら、より優秀で操作性が高く機能的なバイク作りに取り組んでいます。
ニコットは、少数精鋭のメンバーによって構成されているという点が特徴です。
すべてのメンバーは別のバイクメーカーで15年以上の経験を持つハイスキルなプロフェッショナルばかりで、ニコットでも専門的な知識やスキル、そして経験をバイク作りに生かしています。
ニコットの大きな特徴は、バイク製造に使用されている部品やパーツの50％以上はニコットがオリジナルで設計したものだという点です。
多くのバイクメーカーでは下請け業者がそれぞれのパーツ作りを行いますが、ニコットは多くを自社設計にすることによって、思い通りのデザインや設計、そして高いパフォーマンスが期待できるバイク作りに努めています。
こうした業者を入れない自社開発をすることでリーズナブルな価格帯でのバイク販売を可能にしている点も、ニコットの特徴と言えるでしょう。
ニコットの歴史
ニコットは、中国のバイクメーカーの中でもそれほど歴史は長くありません。
創立されたのは2016年のことで、それまでバイク製造にかかわっていたプロたちが次世代のインテリジェンス型バイクの開発や設計、そして製造を行うことを目的として設立されました。
現在でもその企業理念や方向性は変わっておらず、バイク製造においてはほかのバイクメーカーにはない個性的なバイクをラインナップしています。
コンパクトで抜群の操作性を持つニコットのバイクは、現在はオフロード市場で高いシェアを持ちます。
例えばロシアやウクライナにおいては未舗装の場所の移動にニコットのバイクが重宝されていますし、フィリピンやアフリカ、また南米諸国でもニコットバイクは高いシェアを誇っています。
ニコットの人気車種
ニコットではたくさんの車種をラインナップしていますが、大きく分けるとダートバイクとピッとバイクに分類できます。
その中でも人気の高い車種は、YYX150エンジンを搭載した次世代型ピットバイクPT4-150YXで、最大速度90kmまで出せます。
サスペンションにはFastace製のアジャスタブルアブゾーバーを採用し、乗り心地を高めています。
未舗装路面では抜群の快適さと操作性を実現したモデルで、燃料タンクは8Lの軽量タイプに仕上がっています。
近年では、電動ダートバイクも人気が高まっています。
ニコットの電動バイクNicoteBeast12kwは、7時間から8時間の充電時間で約100kmを走行できる優秀な電動バイクです。
こちらもニコットの専門分野であるオフロードでの走行を想定しており、快適な走りを実現しています。
重量は105kgに抑えられた軽量タイプで、シート高は940mmとやや高めのデザインという点が特徴です。