キムコという企業の名前を耳にしたことがある方は少ないかもしれませんが、キムコは台湾に存在するオートバイメーカーの一つです。
小型から中型のバイクを製造販売するメーカーですが、現在ではシニアカーや発電機といった製品の生産も業務に組み込んでいます。
ここでは、台湾を代表するバイクメーカーキムコについて記述していきたいと思います。
概要と特徴
台湾では高い知名度を持つキムコですが、同メーカーのバイクは日本でも購入することが可能です。
埼玉県八潮市にキムコジャパンという正規店があり、同企業がバイクを輸入販売しています。
キムコはかつてホンダから技術供与を受けていた経緯があるので、生産されるバイクもホンダの域とまではいかないにしても、高い水準を誇っています。
また、台湾国内ではホンダと技術提携したうえでホンダブランドの名で販売されていました。
現在販売されているバイクは、アジリティやダウンタウン、グランドディンク、ルーカーといったバイクがあり、どれも日本国産バイクにはないような個性的フォルムを有しています。
また、キムコバイクにしかない魅力も多々あり、日本でもキムコバイクを愛車として利用している方が大勢いるのも事実です。
グランドディンク
キムコが販売するバイクの中で比較的代表的なオートバイがグランドディンクです。
50cc～250ccまでの排気量設定がされており、日本国内でも購入することができます。
グランドディンク125は、このクラスでは最大級といえるほどのボディサイズを誇り、大容量のメットインスペースを有しています。
また、前後のブレーキはディスクシステムが採用されており、大型重量級のボディを確実に制動する力を持っています。
フロアの形状がフラットなのが特徴的で、荷物を置くことも充分可能です。
また、メットインスペースにはシガーソケットが設置されていたり、タンデムバックレストが装備されたりと、通常の125ccクラスバイクとしては考えられないような装備がセールスポイントになっていました。
高い実用性と豪華装備が魅力だったこのバイクですが、走りの性能も高く、国産同クラスのマシンを寄せ付けないパワーと運動性能を秘めていたのも特徴と言えるでしょう。
そのため、様々なユーザーのニーズに応えることができ、瞬く間に人気のバイクとなりえたのです。
キムコのバイクは、元々ホンダが技術供与していたということもあり、信頼性や安全性は高いと言えるでしょう。
どうしても、中国や台湾、韓国といった国で生産されたバイクや自動車は敬遠されがちですが、キムコならホンダが提携していたくらいなので安心でしょう。
新たなバイクを探している方は、キムコバイクも視野に入れてみては如何でしょうか。