独立ブランドとして確立したTGB

台湾のオートバイメーカーとして知られている台湾ゴールデンビー、通称TGBは、元は1965年に誕生したヴェスパが前身会社となっています。
バイクメーカーのピアジオが資金提供をしたことで設立した会社ですが、1978年に独立ブランドとして展開。
現在も各種二輪やATVの製造販売を行っており、日本国内でも輸入車が販売されています。

バイク社会である台湾の市場戦争を見事に勝ち抜いているモデルで、品質、知名度共に定評があるメーカーです。
リーズナブルな価格帯で提供されており、コスパの良いモデルとしても知られています。
アジア輸出バイクメーカーの中でも密かな人気を集めているバイクメーカーです。

台湾初めてのオリジナルCVT生産

TBGは台湾国内で始めてCVTを生産したメーカーで、各種ブランドにCVTの供給を行っています。
今ではスクーターやATVを中心に製造販売していますが、高い技術力と知識を持つメーカーと言えるでしょう。

人気モデルの1つとして知られているのが、ビーボックスです。
リヤシートに大型のキャリーボックスを搭載したデリバリー向けモデルで、大型荷物を搭載できるビジネスバイクとして親しまれています。

大量の荷物を詰め込んでもしっかりと走れるように最高出力は7.4kwと高めに設定されていますが、車両重量は122キロと軽めです。
より安定した走りができるように、フロントホイールは14インチが採用されています。
取り回しがしやすく積載性の高いモデルを希望するライダーにピッタリのモデルです。

ビジネスモデルではなくスタンダードモデルとして定着しているのが、303R 125になります。
こちらはTBGの中でもベーシックなモデルとして広まっており、価格帯は20万円以下と非常にコスパ良いモデルです。

コスパが良いにもかかわらずスペックが高いスポーティーなタイプで、フロントディスクブレーキを採用しています。
最高出力は6.3kw、車両重量は110㎏とこちらも軽めの設計が施されており、ルックスもどこか高級感があるバイクです。

スポーツモデルであるR50Xも

ビジネスモデルやベーシックモデルの他にも、50クラスのスポーツモデルも販売されています。
50ccクラスにもかかわらず非常にスピーディーなモデルで、空冷2ストエンジンを搭載。

13インチホイールに大型ディスクブレーキを採用することで、安定した走行性能を獲得しています。
回転計が設置されたメーターも特徴で、一見して見やすい構造です。

このように機能性はもちろん、ライダーへの負担を軽減する工夫が搭載されているのが、TGBバイクの特徴です。
ルックス面もシンプルイズベストで、華やか過ぎるバイクが苦手な方にもぴったりでしょう。
日本国内において中古バイク取扱も複数あります。

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