UNOって何?

UNOは一風変わった「一輪風バイク」です。
アメリカのメーカー「BPGモータース」が開発した電気バイクとなっています。
横からみると一輪のように見えますが、実は後輪が二輪ある「三輪バイク」です。
この見た目こそがUNOが持つ最大の個性であり、同時に魅力が沢山詰まったポイントと言えるでしょう。

走行中に「一輪風バイク」から通常の「二輪バイク」へ変形(トランスフォーム)するのが、とてもまるでアニメを見ているかのようで面白いと言えるでしょう。
価格は約33~58万円程度で、電気バイクとしては安い部類に入り、年内にヨーロッパやアジアへの展開も予定されています。
気になった人は早めに予約をしておくと、万が一買えないといった心配も少なくなるでしょう。

作成秘話について

この一風変わったコンセプトと見た目をもった「UNO」は、マサチューセッツにある「BPGモータース」の創設者であるベンジャミン・P・ギャラックなる人物が開発したものです。
彼が中国を訪れた際に車の排気ガスで非常に汚れた街の空を見たときに、大学を休み電気バイクの制作を決意したと言われています。
ちょっと変わった作成秘話ですが、そんな事があったからこそUNOのような面白いバイクが生み出されたと言えるでしょう。

変形するバイク

当初開発された「The Evolution UNO」は二輪タイヤを合わせた「ユニサイクル」式で、次の「トランスフォーミング・バイク UNO2」ではタイヤが前と後ろに移動するタイプでした。
そこから乗り心地や作り手としてのこだわりなどを詰め込んだ結果、また新たなるモデル作りへと進みます。

さらに「UNO3」では前方部分に格納される一輪を加えて三輪式として、さらに走行中にそのままトランスフォーム(変形)が可能となったとされています。
見た目だけではなく生活の中でも無理なく使えるバイクとして、ようやく日の目を見ることが出来たのが今回の作品となります。

電気バイクの歴史

電気バイクの歴史について、比較的近代からだと思っている人はいませんか?
実は20世紀のはじめから電気バイクやスクーターは存在しており、日本でも1970年代のオイルショックを契機に開発がされていました。
しかし、性能が一般的なエンジンバイクとは違い低く、さらにはとても高価であったため普及はしなかったとされています。

現在では自動車でも電気自動車やハイブリットカーなどが主流になりつつある事もあり、今後は電動バイクにも注目されることは予想されます。
電気自動車と比べても安価で購入できる点や、燃料費の削減、さらには環境に優しいといった部分など、メリットも多く揃っていることから、数年を目処に日本でも使われる機会が増えることでしょう。
もしかしたら未来の道路は電気自動車と電気バイクだけが走っているのかもしれません。

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