近未来バイク RYNO

近未来バイクとして注目されているRYNOは、アメリカのオレゴン州ポートランドにあるRyno Motors社が開発し、2014年の4月より事前予約出荷が計画されていた一輪電動バイクです。
「パーソナルモリビティー」の分類の乗り物にあたり、この「パーソナルモビリティー」の先駆としては「セグウェイ」が存在しています。

今までのバイクの乗り方という常識を打ち破ったRYNOは、今後どのようにして普及するかも謎な部分があります。
しかし、セグウェイと同様、体の重さを利用してコントロールを行い、手元のハンドルは操縦のためではなくブレーキとなっているため、誰でも運転が出来るといったメリットを持っています。

RYNOが生まれたきっかけ

RYNOが生まれたきっかけは、Ryno Motors社のクリス・ホフマンCEOのプライベート話が関係しています。
クリス・ホフマン氏の13歳の娘が、ある日ビデオゲームにでみかけた一輪のバイクをスケッチし、「同じものを作って」と頼まれたのがきっかけとなっています。

子供たちの夢を具現化し実際に開発までする、その手腕にはまさに脱帽の一言でしょう。
このRYNOのキャッチコピーはひとつの車輪 無数の可能性という意味である「ONE WHEEL COUNTLESS POSSIBILITIES」」とされていて、ここにもクリス・ホスマン氏の情熱が感じられると言えます。

気になるスペックについて

一般的なオートバイとは違い、あくまで「パーソナルモビリティー」の分類に入るこのRYNOは、最先端の運動センサー技術を採用しているのが特徴です。
乗る人のほんの少しの加重移動でも繊細に反応し、正確なコントロールが可能となっています。

手元のハンドブレーキが用意されていますが、基本的には後ろへの体重移動でスピード制御を行うのが特徴です。
タイヤは25インチで時速は16km、車体重量は72.5kgというスペックになっています。
また、1回の充電で約16キロメートルの走行で1時間走れるというエコな部分も見られます。

外装について

真っ赤なフレームに、美しいタイヤで構成されたその斬新なフォルムは、発表と同時に「近未来的」や「まるでSF映画に出てきそう」などと話題になりました。
見た目もスタイリッシュで非常にかっこいいため、男性・女性問わず目を奪われた人も少なくないでしょう。

しかし、日本での扱いには若干注意が必要となっています。
というのも、このRYNOで公道を走ることは、現在のところ認められていません。
購入したいと考えている方は、公園や広場などでまず運転を楽しんでみてはいかがでしょうか。
操縦に慣れた頃には、きっと日本でも自由に走れる時代が訪れると言えます。

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