国内市場の48%を締めるHero MotoCorp

インド国内にてバイクの製造販売を行うメーカーとして知られているのが、Hero MotoCorpです。
カタカナ表記にしてヒーロー・モトコープと読まれるインドのオートバイメーカーで、ニューデリーに本社を置いています。

1980年代に設立されたメーカーとして、設立当初からインド国内市場に参戦。
当時は小規模ではありましたが、確実に市場に密着することに成功し、1984年にはヒーローサイクルとホンダとの合弁会社であるヒーローホンダを設立しました。
これをきっかけに社内のバイクがより広く浸透することとなり、21世紀に入ったタイミングで国内市場の48%を締め、インド最大のオートバイメーカーにまで発展したのです。

2010年には合弁会社を解消し、現在のヒーロー・モトコープへ社名を変更し、現在でも国内大手メーカーとして定着しています。
インド国内において現在は第一位の販売台数を記録しており、成長が留まる所を知りません。

国外進出を推し進めるHero MotoCorp

インド国内において最大手メーカーへと定着したヒーロー・モトコープは、現在国外進出にも乗り出しています。
ホンダとの提携を解消して以降、ケニアやスリランカ、コロンビアやバングラデシュを中心に販売を開始し、世界50カ国に進出中です。

17年を目処に国外市場の販売割合を10%まで引き上げることを目標に掲げ、14年にはメキシコなど南米を中心に工場を設立する計画を立てています。
国内だけではなく国外にも積極的に進出することで、更なる発展を図り続けている企業です。

2019年度の段階で国内外を問わず全20工場を設置し、生産販売台数は620万台を突破。
累計販売台数一億台を目指すべく、続々とニューモデルを発表し続ける、攻めの姿勢が特徴的なオートバイメーカーです。

未来のプレミアムバイクとして広まったエクストリーム1.Rコンセプト

老若男女を問わず広く愛されるバイクを生産販売するべく、続々と誕生しています。
未来のプレミアムバイクとしてヒーロー・モトコープから生産発表されたのが、エクストリーム1.Rコンセプトです。

こちらのバイクは若者を対象とした近未来バイクとして発表され、ライダーの思うとおりに動かせる俊敏性、取り回しのしやすさ、加速力が特徴です。
車両の重さは140㎏未満と軽めな作りになっており、スポーティーでスマートな見た目と相まってクールな仕上がりになっています。
LEDヘッドランプやテールランプの上にはGoProも配置されており、ライダー心をくすぐる作りです。

ボディはホワイトをベースに、ブラックとレッドを差し色にしているカラーリングが印象的。
正に近未来バイクと呼ぶにふさわしいスタイリングで、攻めの姿勢をキープするヒーロー・モトコープならではと言えるでしょう。

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