FBモンディアルの特徴とは?

FBモンディアルはイタリアのメーカーですが、まさにイタリアらしい魅力をたっぷりと備えた点が大きな特徴となっています。
イタリアのバイクと言えば、ヴィンテージな雰囲気を醸し出しつつも親しみやすさも備えたデザインが特徴として挙げられますが、このFBモンディアルのバイクはまさにそんなイタリアのバイクならではの魅力を備えています。
よく「クラシカルでありながらスポーティー」とも評され、日本の公道で走行すればおしゃれバイクとして注目を集めそうな個性と魅力を備えています。

一方で、硬派なデザインのバイクもラインナップされており、スポーツネイキッドタイプのバイクでは無骨な印象を与えつつも随所に未来的なデザインを取り入れるなどクラシカルかつモダンな魅力を備えています。
ですから、スポーティーでおしゃれな面を評価するか、クラシカルかつモダンな面を評価するかでFBモンディアルの印象が変わってくる、そんな多様な特徴を備えたメーカーとも言えそうです。

FBモンディアルの歴史

そんなFBモンディアルは、これまで数奇な歴史を辿ってきています。
今現在まさに数奇な歴史を辿っている途中といってもよいでしょう。
創業は1948年、かなり老舗メーカーであり、1950年代にはWGPで何度も世界チャンピオンを獲得するなどモータースポーツの分野で大活躍しました。
この時期がこのメーカーの絶頂期だったのですが、その後経営が少しずつ悪化し、ついに1979年には解散に至ってしまいました。

この段階でFBモンディアルの歴史は終了したわけですが、この名門メーカーの消滅を惜しむ声が世界各地で起こっており、歴史を終えた後も同メーカーの権利が多くの人達の手に渡る状態が続いていました。
そして2014年、ついにFBモンディアルの名前が復活しました。
日本の公式サイトでも「再び一流メーカーになるための道を歩んでいます」と書かれているように、今まさに全盛期の輝きを取り戻すための過程にある状況です。
復活以降は比較的順調な経営を続けており、とくにHPS125はおもにヨーロッパ市場で大ヒットを記録、さらに現在では日本や中国、韓国をはじめとしたアジア市場での拡大を目指している状況です。

FBモンディアルの人気車種の魅力について

FBモンディアルの人気車種と言えば、復活の足がかりとなったFPS125が真っ先に挙げられます。
これはクラシカルでモダンな魅力を備えたタイプの車種で、その名称は1940年代に人気を誇った「Hipster Generation」を元にしています。
排気量は124.2cc、水冷4ストロークのDOHC4バルブ単気筒エンジン。
パッと見た目にはシンプルでクラシカルな印象ですが、フロントサスペンション周辺をはじめディテールでは随所にこだわりが見られており、イタリアのメーカーらしい魅力を備えている仕様となっています。

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